簡易保険

簡易保険は、平成19年10月1日より、日本郵政公社の民営・分社化にともない創設された生命保険会社である、(株)かんぽ生命保険(日本郵政グループ)が取り扱う生命保険です。

この保険の正式名称は「簡易生命保険」といいます。

加入申し込みは最寄の郵便局で受け付けており、告知と面接だけで簡単に申し込みができ、身近な保険として活用されています。

それに、簡易保険はその仕組み自体がいたってシンプルで、ほかの保険に比べて使いやすいなどの理由から"かんぽ"と言う呼びかたをされるほど、便利で親しまれている保険なのです。

通常、生命保険に加入する際には、医師による診断や、なにかしら職業上の制約がありますが
この簡易保険の加入に関しては、そういったことが定められていないというのが大きな特徴といえます。

たとえば、他の保険会社では制限のある、危険物を取り扱ったり、危険な場所で職業に従事する人でも加入することができ、加入年齢は70歳までとなっています。

しかし、70歳未満であっても、海外滞在中の人は加入することはできません。

この簡易保険は、被保険者が死亡した場合、死亡保険の受給だけでなく、それと同額の保険金を受け取ることができるのです。

上記のことから、余り選択内容がなさそうな簡易保険ですが、徐々に整備されており、いまでは
民間の保険会社の生命保険と変わらないほど充実した内容の保険になっており、終身保険や年金保険をはじめ、養老保険、学資保険といったものもあり、自身のライフスタイルに合った簡易保険を選択することができるようになっています。