失業保険

失業保険と聞いて、聞きなれないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、雇用保険のことを、以前は失業保険と呼んでいました。

現在では、雇用保険で支給される基本手当てのことを一般的に"失業保険"と呼ばれているのです。

つまり、失業保険とは、雇用保険で補償される保険金のことだと考えれば理解しやすいと思います。(以下、雇用保険制度も、このページ内では失業保険で統一します。)

それでは、この失業保険の給付を受けるための資格とは、どのようなものなのでしょうか?

失業保険の被保険者期間が6ケ月以上あり、給付を申請した時点で失業状態であるならば、前職の給与に応じた雇用保険の保険金(失業保険)が給付されます。

一般的には、失業保険の給付の際には以前の給与の5割~8割りの金額を受け取ることが出来ます。しかし、実際に受け取れる失業保険の額は,前の職を離職した理由など、様々な理由により変化するのです。

また、失業保険金給付を受けるためには、雇用保険に加入していたことを前提として『職に就く意志があり健康状態にも問題はなく,現在職を探してはいるがまだ職についていない者』という条件があるのです。

失業保険の給付を受ける場合には、所定の場所において職を探しているという証明書が必要となるのです。

失業保険金の給付は、会社の都合により退職した場合、あるいは自己の都合で退職した場合でも給付はされるのですが、自己都合で退職した場合には、失業保険金の支給されるまでには時間がかかる場合があります。